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とも家事ふくしま
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とも家事アクション

毎月第3日曜日(家庭の日)からの1週間を
「とも家事アクションウィーク」とし、
毎月のテーマに沿った時短テクニックや
アイデアをご紹介します。

とも家事アクション
「教えて、三木さん!」

「教えて!三木さん」は、日本唯一の“家事シェア研究家”の三木智有さんとお話する感覚で、「とも家事」のテクニックや考え方を楽しく学べるコーナーです!ぜひご家族と共有し、実践してみてくださいね。

監修:三木 智有(みきともあり)さん
日本唯一の家事シェア研究家であり、ワンオペではなく「全員が自分で動くチーム家事」を推奨する第一人者。2011年にはNPO法人tadaima!を立ち上げ、本格的に家事シェアを広める活動を開始。「家事は分担するものではなく、共有(シェア)するもの」という想いを込めて、「家事分担」ではなく「家事シェア」という言葉を使っている。


家事は「点」ではなく「線」。
「名もなき家事」を生まないための「ゴール」とは?

みなさんは「名もなき家事」という言葉を聞いたことがありますか?

その名のとおり、料理や洗濯、掃除などの名前が付いた家事にくくられないような、日常の”ちょっとした家事”のことをいいます。

たとえば「トイレットペーパーの補充・交換」「裏返しに脱いだ服をひっくり返す」「ゴミの分別・仕分け」「シャンプーなどの補充・詰め替え」などなど。

一瞬で終わるようなものも多いので、「特に分担はせず気づいた方がやっている」という家庭も多いかもしれません。

一方で、こうした「名もなき家事」は、家事をメインで担っている人に負担が偏りやすいという落とし穴があるんです。

今回は、家事シェア研究家の三木智有さんに、この「名もなき家事」をパートナーと上手にシェアする考え方やメソッドをお伺いしました!

ご家族で今すぐ実践できる「チェックリスト」もご紹介します。

「知らない間に、この家事もやってくれていたんだ‥」と気付きを得たり、お互いに感謝するきっかけになるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

「名もなき家事」は、家事を主に担っている人への負担が大きくなりやすいと伺いました。その理由はなぜでしょうか?教えて、三木さん!

負担が偏ってしまう一番の理由は、普段あまり家事をしない人は、「名もなき家事」の存在そのものに気づいていないことにあります。その背景には「家事に対するゴール感の違い」があると思います!

たとえば、家事をサポート的に行う立場の人は、
「調理をすれば自分の仕事は終わり」
「皿洗いをすれば自分の仕事は終わり」
といったように、”タスクを完了させる”感覚で家事をこなしていることが多いんです。

でも実際には、その前後や間に「冷蔵庫の中を確認して買い出しリストを考える」「テーブルをセットする」「食器を下げて片づける」といった一連の流れがあって、ようやく食事という家事が完結するのです。

つまり、家事を「線(=流れ・全体像)」ではなく「点(=タスク)」で捉えていることで、どうしても名もなき家事には気づきにくくなってしまうんですね。

まずは「点」ではなく「線」で捉えてもらうこと。これが名もなき家事への理解を深めて、負担をシェアしていくための第一歩になると思います!

家事を「点」ではなく「線」で捉えることで、そもそも「名もなき家事」そのものが減っていくのかもしれませんね!

その通りです。「負担をどう減らしていくか」はもちろん、”名もなき家事を生まない”という考え方もとっても大切なんです。

そのためには、パートナーと「家事のゴール(=どういう状態で終わりにするか)」を決めておきましょう。そしてゴールはタスクの完了ではなく、「次の人が使いやすい状態」を目標として共有することがポイントです!

「掃除機をかけたら、掃除は終わり」といったようにタスクをゴールに設定してしまうと、掃除機のフィルターにゴミがいっぱいだったとしても、気づくことができません。これでは次の人がゴミの処分から始めることになり、家事を煩わしくさせてしまいます。

「次の人が使いやすい状態に準備する」
これを意識するだけで、名もなき家事がとたんに楽になります。大事なのは自分ではなく「次に使う人」がラクになることを考えることです。ぜひ、パートナーと共有してみてくださいね!

「名もなき家事」
ティップス

小さいからこそ、誰が、いつやってくれたのか見えづらい「名もなき家事」。それをパートナーや家族と上手にシェアするためには、まず「どんな家事が隠れているのか」を皆で把握することが大切です。
普段あまり家事をしないという人はもちろん、メインで担っている方も「無意識にやっていた」「家事と思っていなかった」というものもあるかもしれません。
ここでは各家庭で「名もなき家事」を見える化し、共有していくために効果的なメソッドを2つご紹介します!

方法①「小人家事148リスト」を活用しよう!


三木さんが立ち上げたNPO法人tadaima!では、「名もなき家事」に関するチェックリストを公開しています。

その名も「小人家事148リスト」
「名もなき家事」を148個まとめたものです。

なぜ「小人家事」なのか?というと、名もなき家事は「気が付いたらいつの間にか終わっている、まるで小人さんがやってくれていると思いがちな家事」だからとのこと。

「リビング小人」「キッチン小人」などの項目に分かれており、小人の正体を暴いていく感覚でチェックをつけていきます。

まずはこのリストを活用して、「名もなき家事」を誰がどのくらい担当してくれているのか、見える化してみましょう!

方法②家事を”一通りの流れ”で任せてみよう!


パートナーが名もなき家事に気づいていない場合には、「一通りすべての流れを任せてみる」という方法もおすすめです。

前でお話した家事を「線」でとらえる話にも繋がりますが、断片的ではなく「一通りすべて」を担ってもらうことで、主体性や責任が生まれ、家事の流れや前後・間にある「名もなき家事」が見えてくるのです!

たとえば料理なら、「1週間の食事づくりをまるごとお願いね」という形。買い出しも、献立決めも、調理も、片付けも含めて任せてみます。
こうして全体を担うことで、自分で「何が必要で、どんな段取りがあるのか」を考えながら動く主体性が育まれます。

家事を”マネジメントする側”として経験すると、これまで見えなかった「名もなき家事」が自然と見えてくるものです。

つい「言ってくれればやるのに!」と言ってしまいがちな方も、実際にやってみることで「頼むことの難しさ」や「どんな伝え方なら助かるか」に気づけるでしょう。

一連の流れを経験してみることで、家事に対する視点や意識が大きく変わっていきます。

【体験談】共働き夫婦でチェックリストを実施!
「名もなき家事」を多く担っているのはどっち?

今回体験談を寄せてくれたのは、同じ職場で働くKさんご夫婦です。フルタイムで働きながら、保育園に通うお子さん2人を育てています。

今回は名もなき家事のチェックリスト「小人家事148リスト」を実施していただきました!
さて、小人の正体はママだったのでしょうか。それともパパだったのでしょうか‥。

①名もなき家事のチェックリストを実施!


チェックした数を数えてみると、なんとパパ:ママ=1:1の割合でした(素晴らしい!)

一部の家事を除いては担当決めはせず、気づいた方がやることにしているとのこと。そのため、パパとママ両方にチェックが付く項目も見受けられましたね!

②結果を踏まえて、パートナーと話し合い


今回の結果を踏まえて、お二人に話し合っていただきました。

「1:1」とバランスよく担えているためか、お互いに「パートナーにこれ以上望むことはない」とのこと。
自分の役割を果たしながら、名もなき家事は気づいた方がカバーするという理想的な形になっていますね。

また、パパからは「寝具の洗濯やこども服の買い出しなど、自分が気づかないときにさりげなくパスを出してくれるのでありがたい」、ママからは「消耗品の補充(買い出し)やなど自分が見落としがちなところに気づいて、自ら行動してくれるのでありがたい」とコメントがありました。
気づかない部分をお互いが上手に補完し合っている、素敵な関係性ですね!

③お互いの「明日からこうする」宣言!


今回のチェックリストを踏まえて、パパからは「自分が後でやろうとしていたことや気づいていないことを、ママがやってくれていることがあるので、感謝を伝えられるようにしたい」とあり、リストを試したことで、相手への感謝を改めて感じるきっかけとなったようです。

またママからは「今回使用したチェックリストを参考に、手が届いていない部分がないか確認するようにしたい」とのコメントも。改めて「名もなき家事」を見える化したことで、現時点での家事の抜け漏れを確認する良いきっかけとなったようです。

今回体験談を寄せてくださったKさんご夫婦は、どちらかに負担がかかることがなく、お互いを補完しあっている素敵な形でしたね!

チェックリストは以下からダウンロードが可能です。

「小人家事148リスト」PDFダウンロード

パートナーとの認識合わせだけじゃなく、日頃の感謝や価値観に気づくきっかけになるかもしれません。
皆さんのご家庭でもぜひ活用してみてくださいね!


こどもの衣服整理

観葉植物への水やり

加湿器の清掃

段ボールをまとめて縛る

今月は「名もなき家事」をテーマに、家事を担っている人に負担が偏りやすい理由や、現状の分担を見直すためのチェックリストをご紹介しました!

本当に大切なのは、「名もなき家事」を数えて分けることではなく、「そもそも名もなき家事を生まない環境をどう設計するか」ということ。

家事を「点」ではなく「線」として共有し、動線や段取りを理解しあうことで、無理なくシェアできる仕組みが生まれるのです。

完璧に分け合うよりも、お互いに気づき合って、支え合うこと。
そんな小さな積み重ねが、家事のストレスを軽くしてくれるはずです。

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