

夫のYさん
公務員
妻のKさん
公務員
長男(4歳)

⻑⼥(1歳)
※2025年8⽉時点
Aさんファミリーの「とも家事」とは?
夫婦と、4歳になる男の子、1歳になったばかりの女の子の4⼈家族。長女が⽣まれた時には、夫婦で1年の育児休暇を取得。妻のKさんが先に職場復帰して時短勤務を利⽤し、夫のYさんは慣らし保育期間まで休みをとって復帰したとのこと。「今はまだ上⼿な家事育児のやり⽅を探している段階」とは⾔うものの、できる家事育児をそれぞれが主体的に担当する『⾃律型』のとも家事スタイルで、限られた時間を上⼿に使っています。
- Q
- 「とも家事」を意識するようになったきっかけは?
- 夫
-
⼦どもが⽣まれる前は、正直「多少散らかっててもいいか」という感じ。家事に対してあまり積極性はなかったです。
1回⽬の転機となったのは、1⼈⽬の⽅の育児休業です。⺟親というのは出産が⼤変だし、その後も体がつらい状況で寝不⾜が続きます。だから育休期間中は、授乳以外のものについては「私が全部やろう」くらいの気持ちでした。おかげで育児の何が⼤変で、何が必要で…ということを肌感覚でつかめました。
2⼈⽬の⼦が⽣まれた時には、ひと通りの家事を⾃分でできるようにしようと思っていました。妻が出産で⼊院している1週間は、上の⼦と私の2⼈暮らしです。全部を1⼈でやらなきゃいけない状況に置かれました。そこで、家事は分担しないといけないということ、そしてこの家事にはこのぐらい時間かかるんだと理解できたのが、⼀緒に家事をしていこうと考える⼤きなきっかけになったと思います。
- 妻
-
1⼈⽬の時はコロナ禍だったこともあって、衛⽣⾯にすごく気を使っていたんです。どれぐらい綺麗にしたらいいのかも分からず、毎⽇⼦どもが寝た後に床を拭いていました。⼦どもが動き回る中、全部を⾃分でやらなきゃいけないと思っていたので、ハードルが⾼かったですね。
2⼈⽬になってからは、「やらなくていいところはやらない」と整理して、要領よくできるようになったかな。夫も、仕事に⾏く前に、保育園カバンの準備や⼣⾷の炊飯のセットなどを何も⾔わずにやっておいてくれるようになりました。私は⼦どもを⾒ることに専念できるので、⼼理的にも⾝体的にも楽になりました。
- Q
- 家事をどのように分担している?
- 夫
- 厳密に役割を決めているわけではないんですが、私が⻑距離通勤なので、出勤前と帰宅後にできることはできるだけ私が担当して、私がいない間の家事育児は妻が担当するような感じです。
- 妻
- 私は今、9時から4時半と少し時短して勤務しています。朝の⽀度や⾷事、保育園に送って出勤するまでを私が担当。夜は夫が帰る19時半頃まで、夕飯を⾷べて、長女をお⾵呂に⼊れて…ということをしています。
- Q
- 家事のルールは決めている?
- 妻
-
特に話し合ったというプロセスはなかったですね。
私は、例えば洗濯物を仕舞うにしても全部きっちり畳みたいんですけれど、その分億劫でなかなか⼿を付けられないところがあるんです。夫はそこを率先してやってくれるので、多少雑でも「別にいいか」と思うようになりました。⾊々とルールを決めて、それをぶつけたこともあったと思うんですが、ぶつけたところでできないことはできませんから。
- 夫
-
使える時間が限られているので、家事のクオリティは現実的にここまでっていう線で落ち着いている感じです。
家事をしてくれること⾃体がありがたいと思っているので、多少のやり⽅の違いは気にしていません。
- Q
- 夫婦で育休を取得されましたが、職場の理解は?
- 妻
-
そうですね。私は上の⼦も下の⼦の時も、それぞれ約1年間育児休業を取得しました。⼥性の場合は1年の育児休暇は普通になっているので、理解していただいた上で育児休業を取得できたかなと感じています。
2⼈⽬の時は夫婦で1年間休業させてもらえたので、⼼理的な負担は軽かったですし、2⼈で育児ができたことはすごくいい経験でした。
- 夫
-
上の⼦の時は1ケ⽉の育児休業でしたが、下の⼦の時は1年間取りたかったので、早めに所属⻑に相談しました。業務調整や⼈事異動なども配慮していただいて、スムーズに取得することができました。
今も在宅勤務を積極的に活⽤させていただいて、職場からサポートを受けている実感があります。私が在宅勤務の⽇は、家事を早めに⽚付けられるので理想的な状況に近いんです。少し⾃由な時間がとれるからか妻の機嫌も圧倒的に良いです(笑)。
- Q
- ストレスを溜めないための休⽇の過ごし⽅は?
- 夫
- 週末は必ず⼦どもを連れ出しています。時にはおじいちゃん‧おばあちゃんに来てもらったり、逆にお泊まりに預けちゃったり。どうしても平⽇は仕事が⼤変で、やらなきゃいけないことが溜まるので、ちょっとゆったり過ごせる時に家事のバランスを整えています。
- 妻
- ⼦供が⼩さいと⾃分の時間はあまり取れませんが、夫が⼦供と遊んでくれてる間とか、⼦供が昼寝している隙間に、好きなスパイスカレー作りをしてちょっと息抜きしています。上の⼦も⼿伝ってくれるようになったので、遊びながらお⼿伝いを学べたらいいですね。
- 夫
- カレーは作り置きできる料理ですから、ストレス発散しながら平⽇が楽になるというのはWin-Winだなと思っています。
- Q
- 「とも家事」を始めるヒントを教えて!
- 妻
- もともと夫は育児に対してもすごく積極的ですし、協⼒的です。私の⽅がいっぱいいっぱいになっていることが多いので、何も⾔わずさり気なくサポートしてくれることに感謝しています。
- 夫
- ⾃分で感じてみないとわからない部分があるので、⼀度、⾃分ですべての家事育児を回してみると良いのではないでしょうか。どれだけ⼤変かが分かり、⾃然と感謝の気持ちも出てきます。感謝の気持ちが⽣まれたら、⾔葉でちゃんと伝えるのも⼤事だと思います。パートナーがやってくれている部分というのは、⾒えにくいものです。それが⾒えるようになるだけでも、「とも家事」の第1歩としてはいいのかなと思います。
- 妻
- やらなくていいことはやらないと割り切ること。便利な家電や調理器具もたくさんあるので、そういうものを上⼿に使って、いかに⾃分の時間を⼤切にするかを考えるのも、楽しみのひとつかなと思います。
Aさんファミリーの1日
「わが家のとも家事」
出演ご家族を大募集!
ぜひわが家の「とも家事」スタイルを教えてください!インタビューの様子を撮影した動画が「とも家事ふくしま」のポータルサイトやYouTubeに掲載されます。下記の応募フォームよりご応募をお待ちしております。
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■とも家事ふくしま事務局(福島中央テレビ内)
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