家族で考える、とも家事の一歩
笑顔と気づきがあふれた「とも家事ふくしまフェスタ」レポート
更新日:2025/07/18
■ イベント概要
◆日時/2025年6月29日(日)10:00~16:00
◆会場/
ビッグパレットふくしま 1階
「コンベンションホールA・B」
〒963-0115
福島県郡山市南二丁目52番地 MAP
◆費用/入場無料
◆主催/福島県共生社会・女性活躍推進課
◆イベント概要
スペシャルトークショー/ぐっち夫婦ライブキッチン&トーク/パネルディスカッション/家事体験ブース/家事シェア診断/
スライムづくり体験/すみっコたちがやってくる撮影会/とも家事パートナーPRブース他
とも家事は、「思いやり」をわかちあうことから
「とも家事」とは、性別にかかわらず共に協力し合って家事に取り組むことです。
県では、「男性は仕事、女性は家庭」といった固定的な性別役割分担意識を解消するため、「とも家事」の普及啓発に取り組んでいます。
そのキックオフとなるイベントとして開かれた「とも家事ふくしまフェスタ」には、多くの家族連れが訪れ、「とも家事」の実践について、考えを深める場となりました。
レポート01ライブキッチンで気づく、“できること”から始める家事
イベントは、SNS総フォロワー100万人超の人気料理家・ぐっち夫婦によるライブキッチンからスタート。
包丁いらずで作れる蒸し料理や、家にあるもので作れるシーザードレッシングなど、暑い日にうれしい2品を実演。
写真左:
主菜「さっぱり梅おろしだれで⾷べる!豚⾁のもやしレタス蒸し」 /
写真右:
副菜「ブロッコリーとハムのシーザー和え」
「料理中は夫に洗い物か洗濯物をお願いしたい」「食材の買い物はカゴをカラフルにすると栄養バランスがよくなる」
SHIHOさんのリアルな言葉は、参加者の共感を呼んでいました。
レポート02みんなで話そう、とも家事のカタチ
続くパネルディスカッションでは、ぐっち夫婦のほか、三木智有さん(家事シェア研究家)、斎藤尚樹さん(福島学院大学 入学広報課長)、石井アナウンサー(福島中央テレビ)が登壇。
● 「家事は“かぞくごと”。“やってあげる”から“いっしょにやる”へ」
● 「得意不得意で分けると気持ちもスムーズ」
● 「子どもが増えると“マイナスをゼロに戻す”作業が中心になる」
という言葉の数々に、夫婦間の“すれ違い”も笑いに変わるあたたかな場に。
「正解は一つじゃない。我が家に合った家事シェアを見つけること」が大切であると再確認できました。
レポート03洗濯からはじめる、とも家事体験
午後は家事体験ブースへ。洗濯物の「干す」「たたむ」を通して、家族でともに家事を学び合う時間が広がりました。
✔ 風通しを意識した「アーチ干し」にチャレンジ
洗濯物が乾きにくい季節にもぴったりの干し方に、「これは家でも試してみたい!」との声が続出。
✔ 「簡単にたため~る」で、子どもがヒーローに
段ボール製のたたみグッズ”簡単にたため~る”を使った“洗濯物たたみチャレンジ”では、子どもたちが大活躍。 「これなら毎日お手伝いしたい!」という言葉に、お母さんの「じゃあ作ってみようか」が返ってくる、ほほえましいシーンも。
レポート04家事って、どうシェアしてる?ー「家事シェアタイプ診断」でわかる、我が家のスタイル ー
ブースでは、家事スタイルを4タイプで診断する「家事シェアタイプ診断」も好評でした。
家事のスタイルは、家庭の在り方や子どもの成長とともに変わるもの。 「今のわが家にちょうどいい」やり方を見つけるヒントとして、4つのスタイルを知っておきましょう。
特に今回は、「シュフ型」に分類される家庭がもっとも多く見られました。
シュフ型とは、家事を主導する“シュフ(主夫・主婦)”が家族に指示を出しながら家事を回すスタイル。家庭全体を把握して動ける利点がある一方で、主導する側に負荷が集中しやすいという側面もあります。
イベントには、お一人で参加された男性の姿もありました。診断結果は「シュフ型」。
「普段あまり家事に関われていない自覚はあるんです」と前置きしつつ、「食器を洗おうとすると、スポンジの使い方など細かいことで妻に注意されてしまって…。“やっても結局ダメ出しされるなら”と、気づいても動きづらくなることがある」と、本音を打ち明けてくださいました。
そんな声に対して、家事シェア研究家・三木智有さんは、
「もし“パートナーさんが夕飯を作った後にお風呂を沸かす”というルーティンがあるなら、料理中にお風呂を先に沸かしておく。そんな“先読みのアクション”が、家事を分かち合う第一歩になります」
とアドバイス。
会場の空気がふっと和らぎ、参加者からも「それなら自分にもできそう」といった共感の声が聞かれました。
診断を通じて「自分の立ち位置」や「できること」に気づき、小さなアクションにつなげていくこと。それこそが“とも家事”のはじまりなのかもしれません。
レポート05とも家事は「ありがとう」の積み重ねー スペシャルトーク with 柏原竜二さん ー
イベントの締めくくりは、2児の父であり元陸上選手の柏原竜二さんによるスペシャルトーク。
「自分なりに頑張っていても、妻の基準に届かないことがある」
「だから、お願いだから“指図して”って伝えてます(笑)」
と語り、「とも家事はまだ移行期間。慣れないうちはストレスもあるけれど、感謝を言い合うだけで、家庭の空気が変わる」とエールを送ってくれました。
レポート06家事は“誰かだけがやるもの”じゃない。ー 家族みんなで育てていく暮らしのかたち ー
会場内には、地元企業や団体によるPR・体験ブースも設けられ、食品サンプルの紹介から、人気コーヒー店によるコーヒー淹れ方講座まで、暮らしにまつわる多彩な提案が並びました。とも家事を“生活全体の工夫”として捉える、広がりのある空間となっていました。
三木さんが語ったように、
「とも家事は、“家庭を育てていく”ためのチームプレイ」
「やってもらう」から「一緒にやる」へ。
暮らしのかたちを少しだけ見直すことで、家族の関係性も自然と変わっていく。 そんな温かな気づきが、会場中にあふれていた一日でした。
おまけ:診断してみよう!
会場での診断に「なるほど」とうなずいた方も多かったこのチェック。ご家庭でも手軽にできるので、ぜひご家族で話し合うきっかけにご活用ください。
▶︎ あなたの家族の家事タイプがわかる!
[✔ 家事シェア診断チェックシート(PDFダウンロード)]
[✔ タイプ別アドバイスシート(PDFダウンロード)]

